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母の着物

母の着物を受け継ぐことになりました。

妹は、全く着物に興味がないし、そもそも裄丈が合わないのでいらないよと言っています。なので私が貰うつもりでいるのですが、これが百何着という単位であるわけです。正絹の留袖、訪問着、付け下げ、小紋、紬のほかに洗える着物が山ほど。袋帯、名古屋帯、博多帯、半幅帯、それに合わせるだけの帯揚げ帯締め半襟伊達襟、草履に襦袢ともう数えきれないくらいあります。

母は晩年踊りを趣味にしていまして、それの衣装と扇も山ほど。その他に、和裁師だった母方の祖母の遺品、着道楽の父方の遺品まで混じって母の衣装部屋はカオス状態です。箪笥三棹分の着物の処分を一気に任されて目が回っているところです。

もうすぐ、母の遺品となるであろうその品々。
弔いの装いにその中のどれを着ようか、混乱の中で思い悩んでいます。

親を送れるのは幸せなことだと。
そう、思うのが正しいですよね。
ましていつだよと予め知っているのだから。
私はきっと運がいいのでしょう。

これから、機会があるたびに出来るだけ着物を着るようにしようと思います。

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ゆで卵の思い出

こんにちは、双極子です。

お正月に帰省したら、卵を三十個もお裾分けでもらっちゃいました。夫と私で掛け違ったため、家には卵が二パックもあると言うのに。で、わが家は卵消費強化週間に突入中です。

それで最近よくゆで卵を作るのですが、その度に高校の家庭科のテストを思い出します。ゆで卵の鮮度の見分け方を述べよ、と言う問題でした。卵の殻は空気を通すので、生まれてから時間が経てば経つほど気室と言う卵の太い方にあるへこみが大きくなっていくんですよね。なので、水に沈めると古いものほど浮くわけです。

で、この問題の正解は、ゆで卵を水に入れて浮いた方が古い、でした。

でもおかしいと思うんです。この方法だと、古い卵を茹でて出来たゆで卵を見分けることは出来るでしょう。しかしこの方法では、新鮮なうちにゆでた卵を長期間放置したものと、新鮮な卵をさっき茹でたものを区別することは出来ないのです。

問題を見て、上記の矛盾が我慢できなくなって回答欄は白紙のまま教師に抗議しにいきました。この問題は正解がはっきりしないもので、不成立であると。教師は私の主張を理解できなかったようで、あなたの抗議はいちゃもんだ、矛盾しているとは自分は思わない、とバカにしたように言われただけでした。級友にも訴えたのですが、やっぱり理解してもらえず、ややこしいことを考えないで教師が正解だと教えているものを回答して点数をもらえば済む話じゃないか、と諭されただけでした。

あれから長い年月が流れましたが、よっぽど悔しかったんでしょうね、今でも鮮明に覚えています。先日、その話を家族にしたら教師や級友と同じ反応をされたので、悔しいからここに書いておきます。絶対間違ってないぞ、私は。


卵つながりでもう一つ、お気に入りの理系ジョーク。

 IT技術者の夫が出かけると言うので妻が買物を頼んだ。

 「牛乳を買ってきて。もし卵があったら六つお願い」

 夫は牛乳を六つ買ってきた。

 「なんで牛乳をこんなにたくさん買ってきたのよ?」

 「だって卵があったから」

これはプログラミング言語の基本である、if ~ then 構文を使ったジョークです。もし○○があったら××しろ、と言う命令で、条件を付けて動作を振り分けるときに使います。もとのジョークは英語なので、IT技術者の夫は、卵があったら、を分岐の条件だと受け取ってしまい、普通の話法なら六つは卵の個数だと思うはずなのに、卵があった場合は牛乳六つと理解してしまった、と言うジョークです。

プログラミングに詳しい人から見ると色々と突っ込みどころがあるそうですが、少々かじった人間はにやりと出来る理系ジョークです。

冬だと言うのにこのあたりはまだ秋のようです。どなたさまもお風邪など召しませぬよう。

双極子拝


続きから拍手お返事です。

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追悼・宇津井健様

お久しぶりです。

我らが大江戸一家三代目・黒田龍一郎様の中の方、宇津井健さんがお亡くなりになりましたね。
心よりお悔やみ申し上げます。

引退して孫の成長が何よりの楽しみであると言う任侠一家の元締めを、これ以上ないと言うくらいの魅力で演じて下さいました。久美子さんにとっては良き理解者であり、一家の男たちにとっては背中を見せて筋を教え、不良学生たちには優しい人生の先達として、素晴らしい黒田龍一郎でした。久美子さんが身バレしたときの慎ちゃんに対する男らしくて潔い姿が深く印象に残っています。竜にも隼人に廉たちにも、男の中の男と思われたに違いありません。

宇津井健さんはお亡くなりになってしまいましたが、彼の演じた黒田龍一郎は永遠に残ります。素敵な夢を見せて下さって本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠り下さい。合掌。

双極子拝

盆踊り

「少年時代」の余韻覚めやらず、家で熱唱しておりましたら娘に一言、
「まだ夏終わってないから!そもそもまだ8月来てないから!」
と冷たい目で言われちゃいました・・・orz

夢中で書いておりましたらえらく長くなったのでたたみました。
東京音頭と炭坑節についてずらずら書き並べてあります。久しぶりにJ's以外の楽曲を聴いちゃいました(笑)

お返事結構です、と言ってコメントを下さいましたKark様。いつもいつも感想や萌えを下さいまして、ありがたく思っております。何度も読みなおしては元気を頂いております。ありがとうございました。

続きから、徒然日記です。


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少年時代

 皆様、ご無沙汰しております。
 暑いですがぼちぼちやっております。皆様は如何お過ごしでしょうか。

 先日、井上陽水の「少年時代」をテーマに駄文を書きました。あの歌は名曲ですね。自分が小さかった頃、多分、十歳くらいの夏休みのことを聞いた人みんなが思い出すのではないかと、そんなことさえ思います。

 弟妹と年がはなれているためか、姉の私は夏休み中は父を過ごすことが多くて、女の子の遊びなんて知らない父だから当然、男の子のするような遊びばかりでした。

 生まれて初めて見たオニヤンマ、草むらの野いちご、セミ取り、ノコギリクワガタ、ヤゴの抜け殻・・・

 少年時代を聞くと思い出すのはそんな思い出と、樹々の香りや草いきればかりです。田舎で過ごしたのは、長い夏休みのきっとほんの数日の体験なのでしょう。東京育ちでプールしか行ったことのなかっの私は、海も川も泳ぐのに入場料が必要だと十歳まで信じていました。私は女なので、当然ながら少年だったことがあるわけではありません。しかしあの体験の日々は、私の少年時代だったと、はっきりと思うのです。歌を聞きながら、しみじみとそんなことを考えるあたり、年を取ったのだなぁと思います。



写真は帰省した際に撮った、名物「棚カボチャ」

  

ここらの人は皆さんブドウ農家なので、ツル植物があると反射的に棚に這わせてしまうと言う習性があります。ヘチマやヒョウタンはまあわかるとして、カボチャもゴーヤもスイカも、果てはトマトまでみーんな棚からぶら下がっております。人の頭ほどあるので、もしぶつかったりしたらカボチャは大変危険ですw
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