ドラマ2感想
お盆ももうおしまいですね。皆様、のんびりお過ごしでしたでしょうか。
さて、やーっと見終わったのでごくせんドラマ2の感想など書いてみました。許せる、と言う方のみどうぞ。
さて、やーっと見終わったのでごくせんドラマ2の感想など書いてみました。許せる、と言う方のみどうぞ。
さて、ドラマ2全十話を見終わっての感想です。一言で言うと「面白かった」です。さすが、最終回には30%越えをしたと言う伝説のお化けドラマ、楽しかったです。
1と比べると脚本も演出もスタッフも主演も変わらないのに、ドラマとしてはずっと面白くなっています。一番大きいのは正直「慣れ」だと思います。見ている側が「お約束」に慣れたこと、制作側がごくせんのツボに慣れたこと、そして主演のN間さんの演技が上手くなったこと、あたりが大きな要素だと思います。
白金時代の久美子さんが職員室で孤立無援だったの対して、一転黒銀では味方が増えています。白金の先生たちの久美子さんに対する態度、正直言ってあまり気分の良いものではありませんでした。D組の子たちの出来が悪いのは、久美子さんの責では決してなかったはずです。何故ならはじめから「落ちこぼれ」だけを集めたクラスなのですから。なのに、教頭をはじめ先生たちはその責任を久美子さん一人に被せて、また久美子さんも一人でそれを被ってしまっています。新卒・新任の教師に対する態度でしょうか。甚だ疑問です。この辺りのもやもやが黒銀篇では少し改善していて、猿渡先生は共犯者として密かに味方ですし、久美子さんに片思いする先生までいます。天然に見える白鳥先生は実は正論をずばっと言うことで久美子さんを庇っていますし、他の先生方も事なかれ主義ではありますが学校や生徒に対する愛情も少しは感じられて、積極的に敵に回ることもなく、明確な敵=理事長と言う単純な人間関係にしてあるおかげで気持ちよく感情移入できました。まあ、卒業式の四日前に退学処分にすることに何の意味があるんだとか、解雇通知は一ヶ月前までにしないと違法だよとか、D組全員分の授業料がパーになっちゃったら大損だよとか、色々突っ込みどころはありましたが・・・
改めて全編通しで見て気が付いたのですが、1よりも2の方が原作に近いんですよね。設定だけ半可通に原作よりだった1は、ほぼオリジナルと言っていいストーリーばかりで個々のエピソードを少々借りている程度なお話ばかりでした。その所為なのか、なんとなくキャラにもエピソードにも一貫性が感じられずちぐはぐな印象でした。しかし、2の方はストーリーの根幹部分をまるまる原作から持ってきてアレンジしてあるためか、ひとつのドラマとしての世界観がブレずに済んでいるため、非常に見やすいんですよ。この辺り、梢子姐さんの力量の程と、スタッフさんの「別物なんだ」と言う開放感がいい具合に作用して、のびのびとお話を作れたんじゃないでしょうか。原作のコメディらしい部分が生かせたのがいい影響を与えたと思います。
どうせならあのメンバーでアベツル商店をやって欲しかったです(笑)
見せ場も多いし画的にも面白いし、何でやらなかったんですかねぇ。Wヘッドがほとんど出ない回があっても良かったんじゃないかなぁ。変なかつらで男装する久美子さんも見たかった。山中でのロケも大変そうですし、あのえげつないと言うかしょうもない落ちがNGだったかな。ゴールデンで「た、種馬っ!!」とかやる訳にいかないですもんね(笑)
クラスのリーダー、Wヘッドの隼人と竜は、まんま赤慎ちゃんなんですね。
前々から感じてはいたのですがまさかこれほど似ているとは、確認してちょっと驚きました。黒慎ちゃんが原作とは全くテイストの違う「沢田慎」を作り上げてしまったので、それに対抗してオリジナルにするのは諦めたのでしょうか。赤慎ちゃんをふたりに分裂させて隼人と竜に仕立て上げています。赤慎ちゃんの弟気質で甘えっ子なところと燃えると熱いところを抜き出して「隼人」を、お金持ちの刑事局長の息子で無愛想で冷静なところを抜き出して「竜」を作っています。竜の方はそれだけでは不足だったのか、玲くんを混ぜてありますね。九話の竜は中身がまんま玲さんでちょっと萌えました♪しかも小田切局長、ビジュアルが原作から抜け出した郷さんそのもので、こっちも萌えさせてもらいました。赤慎ちゃんの台詞を玲さんが言っていたせいで説得力と迫力に欠けたのはご愛嬌ってことで。
久美子さんのキャラもより魅力的になっていますね。実はドラマ久美子さんの柏木さんや若衆に対する態度が疑問だったんですよ。特に、柏木さんを露骨に無視する久美子さんがいやでした。馬場先生相手には少々ではありますが上手くあしらっている感が出ているのに、柏木さんは丸無視なのが「義理と人情」「仲間」だの力説する久美子さんとどうしても結びつかないんですよ。篠原さんと柏木さんの差って顔だけですもん。付き合いの深さは同程度ですし職業も合う頻度も同じなのに、こうも態度が違うと結局イケメンがいいだけなのかよ、って。D組の不良たちを見た目で差別すんな、と怒っているのが偽善に見えてしょうがないです。原作久美子さんが篠原さんに熱を上げていたのは、イケメンと言うだけではなくインテリで有能で優しいと言う人柄もあってのことですから、説得力が違います。
その辺、今回は中の人の演技力のせいか嫌味なく見ることが出来て、おバカなキャラと極道の顔と可愛い孫の顔と先生キャラと、スムーズに切り替えていて安心してみることが出来ました。まあこちらが見慣れたと言うのもおおきいのでしょうが。
また生徒たちを本当に可愛がっている様子も自然でした。1のときの中の人は久美子さんと同じ二十三歳。白金の生徒役の俳優さんたちは十八歳よりも年上の子が多かったようで、始めは戸惑ったと言っていました。なにせクマの中の人は二十一歳だったかで、二歳しか違わないのにどうしようと思ったそうですから。黒慎ちゃんの中の人とも四歳しか離れていませんし。それに対し、黒銀の生徒たちとはリアルに年齢も経験も差があったからでしょうか、生徒役を「子供扱い」するのに躊躇いがなくて、隼人や竜を撫でるシーンなど必要以上にいやらしくならず、微笑ましい光景になっていました。原作のせいか中の人のだだ漏れの色気のせいか、黒慎ちゃん相手の絡みだと素直に「微笑ましい」にならないんですよ(笑)
ドラマ2にクマが出た時点で、私の脳内では卒業後の白金生があの中にいることになっています。時々は集まって飲んだり、慎ちゃんの噂をしてたり。慎ちゃんが帰ってきててもいいなぁ。
とまあ、そんな感じで結構楽しかった!
なお、ここまで書きましたのは全くの私見で、異なる意見を持つ方を否定したり誹謗したりする意図は全くございません。無知故の誤解等ございましたらご指摘頂ければ幸いです。長文ご拝読下さりありがとうございました。
1と比べると脚本も演出もスタッフも主演も変わらないのに、ドラマとしてはずっと面白くなっています。一番大きいのは正直「慣れ」だと思います。見ている側が「お約束」に慣れたこと、制作側がごくせんのツボに慣れたこと、そして主演のN間さんの演技が上手くなったこと、あたりが大きな要素だと思います。
白金時代の久美子さんが職員室で孤立無援だったの対して、一転黒銀では味方が増えています。白金の先生たちの久美子さんに対する態度、正直言ってあまり気分の良いものではありませんでした。D組の子たちの出来が悪いのは、久美子さんの責では決してなかったはずです。何故ならはじめから「落ちこぼれ」だけを集めたクラスなのですから。なのに、教頭をはじめ先生たちはその責任を久美子さん一人に被せて、また久美子さんも一人でそれを被ってしまっています。新卒・新任の教師に対する態度でしょうか。甚だ疑問です。この辺りのもやもやが黒銀篇では少し改善していて、猿渡先生は共犯者として密かに味方ですし、久美子さんに片思いする先生までいます。天然に見える白鳥先生は実は正論をずばっと言うことで久美子さんを庇っていますし、他の先生方も事なかれ主義ではありますが学校や生徒に対する愛情も少しは感じられて、積極的に敵に回ることもなく、明確な敵=理事長と言う単純な人間関係にしてあるおかげで気持ちよく感情移入できました。まあ、卒業式の四日前に退学処分にすることに何の意味があるんだとか、解雇通知は一ヶ月前までにしないと違法だよとか、D組全員分の授業料がパーになっちゃったら大損だよとか、色々突っ込みどころはありましたが・・・
改めて全編通しで見て気が付いたのですが、1よりも2の方が原作に近いんですよね。設定だけ半可通に原作よりだった1は、ほぼオリジナルと言っていいストーリーばかりで個々のエピソードを少々借りている程度なお話ばかりでした。その所為なのか、なんとなくキャラにもエピソードにも一貫性が感じられずちぐはぐな印象でした。しかし、2の方はストーリーの根幹部分をまるまる原作から持ってきてアレンジしてあるためか、ひとつのドラマとしての世界観がブレずに済んでいるため、非常に見やすいんですよ。この辺り、梢子姐さんの力量の程と、スタッフさんの「別物なんだ」と言う開放感がいい具合に作用して、のびのびとお話を作れたんじゃないでしょうか。原作のコメディらしい部分が生かせたのがいい影響を与えたと思います。
どうせならあのメンバーでアベツル商店をやって欲しかったです(笑)
見せ場も多いし画的にも面白いし、何でやらなかったんですかねぇ。Wヘッドがほとんど出ない回があっても良かったんじゃないかなぁ。変なかつらで男装する久美子さんも見たかった。山中でのロケも大変そうですし、あのえげつないと言うかしょうもない落ちがNGだったかな。ゴールデンで「た、種馬っ!!」とかやる訳にいかないですもんね(笑)
クラスのリーダー、Wヘッドの隼人と竜は、まんま赤慎ちゃんなんですね。
前々から感じてはいたのですがまさかこれほど似ているとは、確認してちょっと驚きました。黒慎ちゃんが原作とは全くテイストの違う「沢田慎」を作り上げてしまったので、それに対抗してオリジナルにするのは諦めたのでしょうか。赤慎ちゃんをふたりに分裂させて隼人と竜に仕立て上げています。赤慎ちゃんの弟気質で甘えっ子なところと燃えると熱いところを抜き出して「隼人」を、お金持ちの刑事局長の息子で無愛想で冷静なところを抜き出して「竜」を作っています。竜の方はそれだけでは不足だったのか、玲くんを混ぜてありますね。九話の竜は中身がまんま玲さんでちょっと萌えました♪しかも小田切局長、ビジュアルが原作から抜け出した郷さんそのもので、こっちも萌えさせてもらいました。赤慎ちゃんの台詞を玲さんが言っていたせいで説得力と迫力に欠けたのはご愛嬌ってことで。
久美子さんのキャラもより魅力的になっていますね。実はドラマ久美子さんの柏木さんや若衆に対する態度が疑問だったんですよ。特に、柏木さんを露骨に無視する久美子さんがいやでした。馬場先生相手には少々ではありますが上手くあしらっている感が出ているのに、柏木さんは丸無視なのが「義理と人情」「仲間」だの力説する久美子さんとどうしても結びつかないんですよ。篠原さんと柏木さんの差って顔だけですもん。付き合いの深さは同程度ですし職業も合う頻度も同じなのに、こうも態度が違うと結局イケメンがいいだけなのかよ、って。D組の不良たちを見た目で差別すんな、と怒っているのが偽善に見えてしょうがないです。原作久美子さんが篠原さんに熱を上げていたのは、イケメンと言うだけではなくインテリで有能で優しいと言う人柄もあってのことですから、説得力が違います。
その辺、今回は中の人の演技力のせいか嫌味なく見ることが出来て、おバカなキャラと極道の顔と可愛い孫の顔と先生キャラと、スムーズに切り替えていて安心してみることが出来ました。まあこちらが見慣れたと言うのもおおきいのでしょうが。
また生徒たちを本当に可愛がっている様子も自然でした。1のときの中の人は久美子さんと同じ二十三歳。白金の生徒役の俳優さんたちは十八歳よりも年上の子が多かったようで、始めは戸惑ったと言っていました。なにせクマの中の人は二十一歳だったかで、二歳しか違わないのにどうしようと思ったそうですから。黒慎ちゃんの中の人とも四歳しか離れていませんし。それに対し、黒銀の生徒たちとはリアルに年齢も経験も差があったからでしょうか、生徒役を「子供扱い」するのに躊躇いがなくて、隼人や竜を撫でるシーンなど必要以上にいやらしくならず、微笑ましい光景になっていました。原作のせいか中の人のだだ漏れの色気のせいか、黒慎ちゃん相手の絡みだと素直に「微笑ましい」にならないんですよ(笑)
ドラマ2にクマが出た時点で、私の脳内では卒業後の白金生があの中にいることになっています。時々は集まって飲んだり、慎ちゃんの噂をしてたり。慎ちゃんが帰ってきててもいいなぁ。
とまあ、そんな感じで結構楽しかった!
なお、ここまで書きましたのは全くの私見で、異なる意見を持つ方を否定したり誹謗したりする意図は全くございません。無知故の誤解等ございましたらご指摘頂ければ幸いです。長文ご拝読下さりありがとうございました。
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