DHMOの脅威
ってご存知でしょうか?
DHMO (DiHydrogen MonOxide)、日本語で一酸化二水素は、無機化合物の一種で人の身体に様々な悪作用を起こすことで知られる化学物質です。
がん化した細胞には必ず含まれており、酸性雨の主成分でもあります。また強い中毒症状を起こすことで知られており、日常的に摂取している人を隔離しておくと狂ったように欲しがりやがて死に至ります。大量摂取でも中毒を起こすこともわかっていますし、気管への暴露が一定以上になると場合高い致死率を示します。0度以下100度以上の条件下では人の皮膚に酷いケロイドを残します。更に、採取できる場所に著しい偏りがあるために、需要過多の地域ではこの物質の供給は大きな利権をうみ、時に戦争の引き金になるなどの問題があります。反対に、供給過剰により深刻な環境破壊が起こり毎年何万人もの被害者が出ているのです。
こんなに恐ろしい化学物質に対して、何の対策もなされないのは政府の無策だと言わざるを得ません。
これについての論評を以下に書いておきます。
※大事なことなので、ここまで読んでしまわれた方は必ず続きをごらん下さい。
DHMO (DiHydrogen MonOxide)、日本語で一酸化二水素は、無機化合物の一種で人の身体に様々な悪作用を起こすことで知られる化学物質です。
がん化した細胞には必ず含まれており、酸性雨の主成分でもあります。また強い中毒症状を起こすことで知られており、日常的に摂取している人を隔離しておくと狂ったように欲しがりやがて死に至ります。大量摂取でも中毒を起こすこともわかっていますし、気管への暴露が一定以上になると場合高い致死率を示します。0度以下100度以上の条件下では人の皮膚に酷いケロイドを残します。更に、採取できる場所に著しい偏りがあるために、需要過多の地域ではこの物質の供給は大きな利権をうみ、時に戦争の引き金になるなどの問題があります。反対に、供給過剰により深刻な環境破壊が起こり毎年何万人もの被害者が出ているのです。
こんなに恐ろしい化学物質に対して、何の対策もなされないのは政府の無策だと言わざるを得ません。
これについての論評を以下に書いておきます。
※大事なことなので、ここまで読んでしまわれた方は必ず続きをごらん下さい。
これは20年くらい前、アメリカのある高校生が社会科の自由研究として行った際に使ったものだそうです。DHMOの危険性を列記した上で、街頭で政府に規制を求めるための署名運動をしたのです。
驚くべきことに、これに対して数千人分の署名が集まったとか。
化学物質=危険、と言う思い込みを利用して意味のない情報に振り回されて容易に人々が煽動されうることを証明した、と言うところまでが彼の研究です。
上の話は少し考えると単に水について語っていると言うことがすぐにわかるのですが、街頭署名運動、聞き慣れない学術名、誤解されやすい言い回しで、思考停止してしまうのでしょうね。上の記述も、嘘は全く書いてありません。嘘ではないですが、おどろおどろしい方向へと意図的に誘導するための工夫が凝らされています。少々の言葉の使い方、並べ方、掲載法などで、情報に含まれる真実への理解は大きく違ったものになってしまうと言ういい見本で、私のお気に入りの話のひとつです。
この場合、少し考えれば水であると大抵の人が思い付くのであまり害はないのですが、これが聞き慣れない物質だったらどうでしょう?もっと難しい化学物質だったらどうでしょう?同じように危険を煽られたり、健康情報として流布されていたとして、果たして正確に判断が出来るでしょうか。
先日も、蜂蜜に抗菌作用&免疫力アップ作用があるとの話を聞き込んで、???となったので本当かどうか確かめるのに一日賭けて調べ物をしてしまいました。特定の物質の生体への影響を調べるための方法とか言う、無駄なのか有用なのかよく分からない知識を増やしてしまいましたw まあ楽しかったんでいいんですが・・・
ネットの発達で、誰もが気軽に情報に接することが出来る時代です。しかし、その情報の質は必ずしも高くはありません。まるっきりのデマであっても多くの人に広まってしまうと「常識」になってしまったりすることもままあります。
学生時代の恩師に何度も言われたのは「一次情報を確かめろ」でした。ときには孫引き曾孫引きされている記述はたくさんあります。大元の親情報がどのようなものであったのか、自分の考えている文脈の中で正しく用いられているのか、自分の目で確かめなさい、と。
出所のはっきりしない情報を無条件に信じない、と言うのはどんな場合も基本だと思います。
まあ、今の私は暇をかこつ身なのでこんなことをしてドヤ顔でいられるわけなんですが。長文にお付き合い頂きありがとうございました。
双極子拝
驚くべきことに、これに対して数千人分の署名が集まったとか。
化学物質=危険、と言う思い込みを利用して意味のない情報に振り回されて容易に人々が煽動されうることを証明した、と言うところまでが彼の研究です。
上の話は少し考えると単に水について語っていると言うことがすぐにわかるのですが、街頭署名運動、聞き慣れない学術名、誤解されやすい言い回しで、思考停止してしまうのでしょうね。上の記述も、嘘は全く書いてありません。嘘ではないですが、おどろおどろしい方向へと意図的に誘導するための工夫が凝らされています。少々の言葉の使い方、並べ方、掲載法などで、情報に含まれる真実への理解は大きく違ったものになってしまうと言ういい見本で、私のお気に入りの話のひとつです。
この場合、少し考えれば水であると大抵の人が思い付くのであまり害はないのですが、これが聞き慣れない物質だったらどうでしょう?もっと難しい化学物質だったらどうでしょう?同じように危険を煽られたり、健康情報として流布されていたとして、果たして正確に判断が出来るでしょうか。
先日も、蜂蜜に抗菌作用&免疫力アップ作用があるとの話を聞き込んで、???となったので本当かどうか確かめるのに一日賭けて調べ物をしてしまいました。特定の物質の生体への影響を調べるための方法とか言う、無駄なのか有用なのかよく分からない知識を増やしてしまいましたw まあ楽しかったんでいいんですが・・・
ネットの発達で、誰もが気軽に情報に接することが出来る時代です。しかし、その情報の質は必ずしも高くはありません。まるっきりのデマであっても多くの人に広まってしまうと「常識」になってしまったりすることもままあります。
学生時代の恩師に何度も言われたのは「一次情報を確かめろ」でした。ときには孫引き曾孫引きされている記述はたくさんあります。大元の親情報がどのようなものであったのか、自分の考えている文脈の中で正しく用いられているのか、自分の目で確かめなさい、と。
出所のはっきりしない情報を無条件に信じない、と言うのはどんな場合も基本だと思います。
まあ、今の私は暇をかこつ身なのでこんなことをしてドヤ顔でいられるわけなんですが。長文にお付き合い頂きありがとうございました。
双極子拝
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