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久美子、ナンバーワン!!

 曰本テレビでどこかで見たような内容のドラマが始まりましたね。

 極先がなぜあれほど人気であったのかについて、夫が興味深い事を言っていました。
 久美子さん「ひとり黄門様御一行」であった説ですw

 確かに言われてみれば

 ・格闘が得意で無敵 → 助さん格さん
 ・おっちょこちょいで騒動の原因 → うっかり八兵衛
 ・黒田の孫娘 → 葵の御紋の印籠

と、久美子さんがほとんどひとりで担っています。ならば慎ちゃんはと言うと
 
 ・ピンチの時に表れる&主人公を影で見守る → 風車の弥七
 ・主人公を助けて戦う&お色気担当 → かげろうお銀

で、やっぱり黄門様御一行であるとw

 なので私はここで「慎久美ふたりで黄門様御一行」説を提唱いたしますっ。何せ百年を超える国民的支持のある黄門様なのですから、極先の主人公・慎久美は日本人の好みにがっちりマッチしている訳です。

 ここで梢子姐さんがすごいのは、勧善懲悪の話にしなかった事。素行の悪い子達を一方的にやっつける訳ではなく、理不尽な大人をやっつけるだけでもなく、大岡裁きのような温情ある手助けをし、なおかつ鬼平さんの様に「人間は悪いことをしながら良い事もする矛盾と理不尽を抱えた生きものである」も作品に込めていると言う、素晴らしいバランス感覚で作品を単なるコメディに留まらない奥の深いものに仕上げています。それが、極先がこんなにも長くファン達を魅了し続ける理由でもあるのでしょう。

 一方、ドラマ版の方は虐げられた不良少年達を頭の固い大人達から救う、と言う単純明快な勧善懲悪の物語になっており、そこここに矛盾が見えるとは言え、慎久美が黄門様御一行だと言う基本コンセプトは外さずに、ドラマとしてわかりやすい構成になっていることが、このドラマの一番大きな魅力になっていると思います。なによりも原作版に比べてお色気担当のお色気がパワーアップした事が大きいと思うのですが如何でしょうw
 ドラマは二次元と違って多くの情報を伝えるものですから、黒慎ちゃん役を彼にした制作側のセンスは素晴らしいものだったと思います。どうもありがとーvvv

 こうして考えると、極先が2、3とシリーズを重ねる度に舞台が変わる、と言う構成は、諸国漫遊の旅をする越後の縮緬問屋を倣ったものとも取ることが出来、そう言う点では制作者は「わかって」いたのでしょう。が、しかし、弥七とお銀のいない水戸黄門が果たして楽しいものでしょうか?助さん格さんと弥七が固い信頼で結ばれているからこそ、安心して見ていられるのです。その上、黄門様御一行をまとめる最大の絆としての慎久美のラブストーリー色を完全に消してしまったのですから、物語の骨格から揺らいでしまいました。

 更にシリーズを重ねるごとにうっかり八兵衛役が教頭に移ってきてしまい、極道色を出すのがテレビ的に不味かったからか「印籠」の威力も説得力も落ちてきてしまったのも良くなかったと思います。徐々に視聴率が下がっていったのは、二番煎じ三番煎じのストーリーの所為でもキャストの所為でもなく、黄門様御一行ドラマの最大の長所である「偉大なるマンネリズム」を実現できなかったのが一番大きな理由だと思います。

 さて、二匹目の泥鰌を狙った極先そっくりさんドラマ、とうとう助さん格さんすらいなくなってしまい、お色気担当のみで戦わないお銀さんひとりで頑張っているようですが、どうなるんでしょう。こんなことなら「すけばんデカ」見たいに二代目極先!とかやってくれた方がまだ楽しめたのになー。

 あ、この間のフレンド2ネタは、それ丸写しーと言う不満を私なりの表現でしみてたもので、あの世界に黒銀生もいる事にしちゃいたかった願望もついでに盛り込んでおきましたw

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